目次
パソコン本体の収納ワゴンをDIYで作ってみる

今回は初めての木工DIY編です!!
いつもの様に話が脱線しているかもしれません…
お急ぎの方は目次からどうぞ~!
パソコン本体収納ワゴンを作ろうと思ったきっかけ
木工DIY、とりあえずの目標は「テレビ台を作る事」です。
しかし初めからテレビ台を作るのはものすごく難易度が高い…。
そこで簡単にできそうな木工DIYで、身近なものを作ってみようと思ったのがきっかけです。
ちなみに考えた木工DIYの計画です。
「パソコン本体収ワゴン」→「コンセント収納ボックス」→「パソコンデスク」
ここまで作れればテレビ台も作れるかな?!という考えです。
とりあえず、木工DIYの基礎をお勉強するために下記の本を購入。
合板の種類やが細かく書いてありました。
木の加工のやり方を、ひとつひとつ家具を作っていく過程で丁寧に説明しているので、初心者の私でも難しく考えることなく読み進められました。
写真が多いのも良いですね!
パソコン本体収納ワゴンのイメージ
まずはどんな収納ワゴンにしようかな~と簡単なデザイン案を書いてみました。
埃がつかないように!とか掃除がかんたんなやつ!とか色々考えましたが、木工DIY初心者ということを思い出して最低限欲しい機能だけ、シンプルにということでまとめました。
取っ手があまり上すぎると、ROMを入れる場所とUSBの穴を塞いでしまうので、気持ちちょっと下に。
キャスターをつければ掃除のときに動かすのが楽になりそう!
木取り図(図面)の作成
これは木工DIYの本を読んで初めて知ったのですが、作りたいものが決まったら、一枚の板からどうパーツを切り出すかみたいな木取り図という図面を作るんだそうです。
板のサイズの規格はある程度決まっているので、どれくらいのサイズの板を買って、どう切り出すというのを書き出します。数学があまり得意ではないので、ちょっと苦戦しそうです。

案の定、合板の厚さを考慮して長さから引くという簡単な作業が難航(笑)
合板は厚さ12mmのカットシナで考慮しています。最終的にめっちゃ混乱しました。
なんとかできた木取り図はこちら。

買い出しと木材カット
木取り図(図面)の準備ができたので早速買い出し!ということで…
今回は帰り道に気軽に寄れる東急ハンズ新宿店さんに行きました。
東急ハンズには木材カットサービスコーナーの近くに方眼用紙が置いてあり、そこで簡単な木取り図(図面)を書く事で目的のサイズに購入した木材を切って貰うことができます。
もちろん私の様に、事前にパソコンで作って印刷して用意したものでも大丈夫です!
東急ハンズさん、切断が1直線50円(税抜)今回は3カットなので、トータル150円(税抜)でした。
加工はもちろん東急ハンズさんで購入したものに限ります。
その他値段表
- 斜めカット 200円より
- 斜めカット 200円より
- 穴あけ 50円より
- 円カット 150円より
- Rとり 50円より
- 溝切 150円
- 曲線カット 300円
切る前に、縦に切るか横に切るか聞かれまして、初めてだったもので「えっ?!縦?!?」と取り乱してしまいました。すみません。
多分こういうこと(?)だったんだと思います。

購入したもの
- カットシナ 910mm×300mm×12mm(厚さ)1,544円(税込)
- カットシナ3カット 162円(税込)
- 木工ダボ10個入り 6.1mm×30mm 64円(税込)
- アストロセンターポイントD-2 540円(税込)
- 角型HD96mmアルミ T-22 615円(税込)
- ハンマー自在キャスター420G×4個 432円(税込)
- 六角軸木工樹脂用ドリル5.5mm 442円(税込)
- 八幡ねじ なべタッピング4×10 103円(税込)
- 八幡ねじ トラス小3×20 103円(税込)
- ビオラ カラー金折内折 白50mm 206円(税込)
合計金額4,211円
以上です。思ったより高い。なにも予算を決めないで買ったからです。
すみませんでした…。普通DIYするならもう少し予算に気を配りますよね、作ることに夢中になりすぎた結果です。
今回の反省点。
買った方が安いこともあります。(笑)
それでは次はいよいよ待ちに待った…木工DIYスタートです!
ネコザキ木工DIYデビューです!
木工DIY開始
実は今回購入したカットシナの見た目が綺麗で滑らかに見えたため、初めにやるべきサンダー及び紙やすりで木材を整える作業を省いてしまい失敗しました。つまり仕上げがざらざらでブツブツになったんですね(笑)
ブログでも、本でも最初の作業に書いてあるのに省いてしまった結果です。次回から気を付けます!
墨付け
まずは鉛筆で、板と板の接着面に印を付けました。
見よう見まねです。
厚さ12mmの板なので12mmの幅を取り、L字の金折を付ける部分、ダボ穴を開ける位置に印を付けました。

場所が変じゃないかの確認のため、仮置きして確認します。
念のため板が来るところに重ねてみて、金折の位置がずれていないか確認します。

穴開け
次は取っ手を付ける穴、ダボつなぎをする穴を開けます。
木材に開けるのは初めてなのでドキドキしました!
板の下にいらない板を敷いて穴を開けることにより、木が割れてしまうのを防ぎました。
水平の確認
裏側はこんな感じになっています。
上手くいってたので、一旦この取っ手を外します。
塗装後、最後の仕上げで戻す予定です。
板の接合
私の考えた正面の板の接合方法について説明します。
実は最初、前からみて綺麗な方が良いかなとパターン②の付け方で考えていたんですが、パターン②にすると、正面に穴を開けてコースレッドの打ち込みをしなくてはならないことに気づきました。
なので、最終的に板Bが下側に来るパターン①を採用しました。
繋ぐ方法
今回、板と板をつなぐにあたって、下記3つの方法を取っています。
ダボつなぎをする必要はなさそうでしたが…経験したかったのもあったので良しとしてください。
- ①コースレッド(木材用の木ネジ)で止める
- 木の板に穴を少し開け、その上からコースレッドを打ち込み、最後は木ダボで穴を埋めて見えなくする。
- ②ダボつなぎ(ダボ継ぎ)
- ダボつなぎとは、木ダボという短い丸棒を穴の開けた木材にはめ込んで木材をつなぎ合わせていく手法です。
釘や木ねじでつなぎ合わせる方法以外での木材の接続方法は、今回調べていて初めて知ったのでビックリ。
難しそうだったのですが、今後の経験として体験しておきたい手法ではあったので、少し試しました。 - ③L字の金具で補強
- 上の板に取り付けた取っ手を引っ張って移動させることも目的としているので、上記①と②の方法だけでは強度に少し不安がありました。
L字の金具で内側を止めて、補強をすることに。
1.穴を開ける
今回購入した板の厚さが12mmで、強度を考えてその半分の大きさ直径6mmの木ダボを用意しました。
開ける穴は木ダボの直径より0.5mmくらい小さい方が良いとどこかに(忘れました)書いてあったので、穴は六角軸木工ドリル5.5mmを使用して開けました。はじめはコースレッドのみの予定で3か所に穴を開けています。
穴が貫通しない様に、木工ドリルにマスキングテープを巻いて印を付けました。

少し割れてしまいました。
貫通しない穴を開ける場合、板が割れないようにするには下穴を開けると良いという記事を拝見致しました。
5.5mmの穴を開ける前に、もっと小さい穴を先に開けておくという事です。
次はその方法で試そうと思いました。
板と板の接続が直角になるように、沢山本を積んで合わせてみました。
不安定な場所での作業だったので大変。
そして合わせたあと、本当はコースレッドを打ち込む予定だったのですが急遽変更してダボつなぎをすることに。
その為、突然板の穴を貫通させてます。無茶苦茶です。
板Aの接続部分に穴を開けます。予定としてはこんな感じです。
2.木ダボを入れる
気を付けたもののやはりドリルガイドも無く垂直に穴を開けることも出来ず。
斜めに開いた穴に木ダボが入ってしまった為、木の接続面がいびつに…。
購入していたセンターポイント(木ダボの位置を合わせるためのポインター)も使っておらず酷い有様です。
垂直に開ける為のドリルガイドも無く開けたところ穴が曲がり、木ダボが中まで入らなくなってしまいました。
私みたいな初心者は市販のドリルガイドを使った方が無難です…。
ずぼらな性格なのもわかっていたため、ある程度下調べはしたつもりだったのですが、それもかなり甘めだったようです。
そこで当初3つの木ダボを入れる予定だった部分は2つだけにし、はじっこのみ木ダボを入れました。
こんな感じになりました。
そして貫通してます。こんなやり方はどこにも書いてませんし、これはダボつなぎでもなんでもありませんので真似しないでください。(笑)
完全なる失敗です。
当たり前ですが貫通しているので接続も何もありません。
そこで板Bにもっと穴を開けて、コースレッドを打ち込むことにします。
3.コースレッドを打ち込む
ここまで来ると本当にひどくて笑えて来るのですが、最終的にこうなりました。
未使用の穴って…(笑)
貫通してしまっているので、コースレッドも打ち込めないんですね。
本当に板Bを下にする方法にしてよかったです。
未使用の穴とか、その他の穴に木ダボを入れて、隠しました。
接続完了!!

悲しいです。
紙やすり
木の接続がずれたせいで、変な出っ張りが出来てしまったので紙やすりで削りました。
この時はサンダーをまだ持っていなかったので、木片に紙やすりを巻いてひたすら擦りました。
疲れたので完璧に平らになるまでやっていないです。

ペンキ塗り
いよいよ塗装に入ります。
私は白が好きなので、白い塗装をしようと思います!
ペンキは壁に使った残りを使用しました。

ニス塗り
ペンキを塗ったままですと剥げやすいかなと思ったので、ニスを塗ります。2度塗りしました。
このニスは前に窓際の木を塗ったときに使ったニスです。
半ツヤという事で、てかり過ぎない仕様となっています。
ツヤありを試したことが無いので、比べられませんが…。
そして乾かし終わったら、あと一息です。
L字金具を付けます
内側に補強のため、L字金具を付けました。

取っ手を付けます
取っ手を付けました。

キャスターを付けます
キャスターを付けました。

完成
いよいよ完成です!!
紆余曲折ありましたが、なんとか形にすることができました!
この程度でDIYと笑わないでください。必死に頑張りました。

次は無駄のないよう(未使用の穴が無いように)頑張ります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。